前を向いて
前を向いて
2009年4月に無認可作業所(1980年開所)からNPO法人として、また同時に障害者自立支援法に法り、多機能型事業所(生活介護事業・就労継続型事業所)として生まれ変わってから6年以上が経過しました。この間新たに短期入所事業も立ち上げ(2014年7月)当法人の運営方針のひとつでもある「利用者・家族・関係者のニーズに対応し、地域に密着した開かれた施設づくり」に少しでも近づくために職員一同まだまだ非力な部分は多いですが、前を向いて進んでいる途中です。
さてここ何年か「福祉って何だろう?」と思うことが多々あります。措置の時代から障害者自立支援法、そして障害者総合支援法へ。障害福祉に携わっている側が経営意識をもって事業の安定や拡大をしていくことを決して否定しているわけではありません。しかし新しい福祉の法律や現在の国の施策の中では、「サービス」という言葉が大きく意味を持つようになり
この分野を築いて来られた方々が大切にしてきたものが結果的に軽視されているような気がしてなりません。
それはさておき、当法人は「利用者支援」に対して強い意識と追求心をもち、大きな社会資源の一つになれるよう歩んでいきたいと思います。
特定非営利活動法人きろろん八幡 副施設長 橋田 敏